楽天証券の口座開設手順を画像付きで完全解説【2025年版】

900万人が選んだ 最短10分で完了 証券口座開設マニュアル

楽天証券の口座開設手順を画像付きで完全解説【2025年版】

楽天証券は2025年末時点で900万口座を突破し、国内最大級のネット証券として多くの投資家に選ばれています。手数料の安さや楽天ポイントとの連携、使いやすい取引ツールが人気の理由です。しかし、初めて証券口座を開設する方にとって、手続きの流れや必要書類が分からず不安に感じることも多いでしょう。本記事では、2025年最新の楽天証券口座開設手順を、実際の画面キャプチャとともに詳しく解説します。この記事を読めば、スムーズに口座開設を完了できます。

目次

楽天証券口座開設の基本情報と準備

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口座開設に必要な条件

楽天証券の口座開設には以下の条件を満たす必要があります。まず年齢は20歳以上75歳未満であることが基本条件です。ただし、未成年口座は親権者の同意があれば開設可能で、2025年から成人年齢引き下げに伴い18歳から単独で開設できるようになりました。

居住地については日本国内に住所を有することが必要です。海外在住の日本人の場合、一部制限がありますが開設は可能です。また、他の証券会社との重複口座開設に制限はありませんので、既に他社で口座をお持ちの方でも問題ありません。

必要書類の準備

口座開設には本人確認書類とマイナンバー確認書類が必要です。本人確認書類として使用できるのは、運転免許証、パスポート、健康保険証、住民基本台帳カード、在留カードなどです。2025年現在、最もスムーズなのはマイナンバーカード1枚での手続きで、本人確認とマイナンバー確認が同時に完了します。

マイナンバーカードをお持ちでない場合は、通知カードまたはマイナンバー記載の住民票と、上記の本人確認書類を組み合わせて使用します。書類は鮮明に撮影した画像データで提出するため、事前にスマートフォンのカメラで撮影しておくと手続きがスムーズです。

開設前に決めておくべき項目

口座開設の際に選択する項目があります。まず口座種別では、特定口座(源泉徴収あり・なし)または一般口座から選択します。投資初心者の方には、確定申告が不要な「特定口座(源泉徴収あり)」がおすすめです。

NISA口座の同時開設も検討しましょう。2025年から始まった新NISA制度では、つみたて投資枠と成長投資枠を合わせて年間360万円まで非課税投資が可能です。楽天証券では口座開設と同時にNISA口座の申込みができ、楽天カードクレジット決済でポイントも貯まります。

オンライン申込みの詳細手順

A hand holds a tablet with a blank screen.

楽天証券公式サイトでの申込み開始

楽天証券の公式サイトにアクセスし、トップページ右上の「口座開設」ボタンをクリックします。すると口座開設の案内ページが表示され、「今すぐ口座開設」の緑色のボタンが目立つ位置に配置されています。このボタンをクリックすると申込みフォームに進みます。

申込み方法は「楽天会員の方」と「楽天会員でない方」に分かれています。既に楽天市場や楽天カードを利用している方は楽天会員としてログインすると、住所や氏名などの基本情報が自動入力され、手続き時間を大幅に短縮できます。楽天会員でない方も新規登録と同時に手続きを進められます。

個人情報入力画面の操作方法

個人情報入力画面では、氏名、生年月日、住所、電話番号、職業などを入力します。ここで注意すべきは、入力する情報が本人確認書類と完全に一致していることです。特に住所は番地の表記や建物名の有無まで正確に入力する必要があります。

職業欄では会社員、公務員、自営業、専業主婦(主夫)、学生、無職などから選択します。年収欄は大まかな金額で構いませんが、投資可能資金との整合性を保つよう注意しましょう。例えば年収300万円の方が投資可能資金1,000万円と入力すると、追加書類の提出を求められる場合があります。

口座設定とオプション選択

口座設定画面では、先ほど説明した特定口座の種別を選択します。2025年現在、約85%の利用者が「特定口座(源泉徴収あり)」を選択しています。この設定により、売買で利益が出た場合の税金計算と納税が自動で行われます。

NISA口座の開設は「申し込む」を選択することをおすすめします。後から申し込むことも可能ですが、同時申込みの方が手続きが簡単です。iDeCoの案内も表示されますが、こちらは別途検討時間を取って判断しても構いません。楽天銀行の同時開設も選択できますが、必須ではありません。

本人確認書類のアップロード方法

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スマートフォンでの撮影のコツ

本人確認書類の撮影は審査に直接影響するため、鮮明な画像を準備することが重要です。運転免許証の場合、表面と裏面の両方を撮影します。撮影時は十分な明るさを確保し、影が入らないよう注意しましょう。文字がぼやけたり、光の反射で読めない部分があると再提出が必要になります。

実際の例として、Aさんは最初の撮影で免許証の一部に影が入ってしまい、再提出を求められました。2回目は窓際の自然光の下で撮影し、無事に審査を通過しています。撮影距離は書類全体が画面に収まり、かつ文字が読める程度の近さが適切です。

マイナンバーカード利用時の注意点

マイナンバーカードを使用する場合、表面(顔写真面)と裏面(マイナンバー記載面)の両方が必要です。裏面のマイナンバーは重要な個人情報のため、撮影後は画像ファイルの管理に十分注意してください。アップロード完了後は、スマートフォンから画像を削除することをおすすめします。

2025年から、一部の手続きでマイナンバーカードの電子証明書機能を使った本人確認も可能になりました。この方法では書類撮影が不要で、マイナンバーカードをスマートフォンにかざすだけで本人確認が完了します。ただし、対応スマートフォンが限定されているため、事前に確認が必要です。

アップロード時のトラブル対処法

書類アップロード時によくあるトラブルとして、ファイルサイズが大きすぎるエラーがあります。楽天証券では1ファイルあたり5MB以下の制限があるため、高画質で撮影した場合は画像圧縮が必要です。スマートフォンの設定で撮影サイズを調整するか、画像編集アプリで圧縮しましょう。

Bさんの事例では、iPhone 14 Proの最高画質で撮影した画像が10MBを超えてしまい、アップロードできませんでした。撮影設定を「高効率」に変更し、適切なファイルサイズで再撮影することで解決しています。また、PDF形式での提出も可能ですが、JPEG形式の方が一般的で処理が早い傾向があります。

審査から口座開設完了までの流れ

審査期間と連絡方法

楽天証券の審査期間は通常3-5営業日です。2025年現在、申込み件数の増加により、繁忙期(3月、9月、12月)は1週間程度かかる場合があります。審査状況は楽天証券のマイページで確認でき、申込み後に発行されるお客様コードでログインできます。

審査完了の連絡はメールで届きます。迷惑メールフォルダに振り分けられることがあるため、@rakuten-sec.co.jpからのメールを受信できるよう設定しておきましょう。審査に通過すると「口座開設完了のお知らせ」というタイトルのメールが届き、ログイン情報が記載されています。

初回ログインと初期設定

口座開設完了後、楽天証券のサイトで初回ログインを行います。ログインIDは申込み時に登録したメールアドレス、パスワードは申込み時に設定したものを使用します。初回ログイン時は取引暗証番号の設定が必要で、この番号は株式や投資信託の売買時に使用する重要な番号です。

初期設定では投資に関するアンケートに回答します。投資経験、リスク許容度、投資目的などの質問があり、これらの回答に基づいて適切な投資商品が推奨されます。Cさんは投資初心者として回答し、つみたてNISAでの投資信託積立を提案され、月1万円から投資を開始しています。

NISA口座開設の追加手続き

証券口座と同時にNISA口座を申し込んだ場合、税務署での審査が追加で行われます。この審査には2-3週間程度かかり、完了すると「NISA口座開設完了のお知らせ」メールが届きます。NISA口座は一人一口座の制限があるため、他社でNISA口座を開設している場合は金融機関変更の手続きが必要です。

2025年から始まった新NISA制度では、つみたて投資枠年間120万円、成長投資枠年間240万円の合計360万円まで投資可能です。楽天証券では楽天カードクレジット決済により、投資額の0.2-1.0%の楽天ポイントが貯まる特典があります。

楽天証券口座開設後の活用方法

おすすめの投資商品と手数料

楽天証券では国内株式、海外株式、投資信託、ETF、債券など幅広い投資商品を取り扱っています。2025年現在の国内株式手数料は、1日の約定代金100万円まで無料の「いちにち定額コース」が人気です。100万円を超える場合も、100万円ごとに550円の手数料で済みます。

投資初心者におすすめなのは投資信託の積立投資です。楽天証券では2,600本以上の投資信託を取り扱い、そのうち約半数が購入時手数料無料のノーロード商品です。特に人気なのは「楽天・全世界株式インデックスファンド」で、信託報酬0.212%の低コストで世界中の株式に分散投資できます。

楽天ポイント投資の活用法

楽天証券の大きな特徴が楽天ポイントを使った投資です。楽天市場での買い物や楽天カードの利用で貯まったポイントを、1ポイント=1円として投資信託の購入に使用できます。月500ポイント以上の投資で楽天市場でのポイント倍率が+1倍になる特典もあります。

実例として、Dさんは楽天カードの利用で月平均1,200ポイントを獲得し、全額を投資信託の購入に充てています。現金を使わずに投資を続けており、2年間で約30万円分のポイント投資を実現しています。ポイント投資分も新NISA枠を利用でき、将来の利益が非課税になるメリットがあります。

取引ツールと情報収集サービス

楽天証券では「MARKETSPEED II」という高機能取引ツールを無料で提供しています。リアルタイム株価、チャート分析、銘柄スクリーニングなど、プロ級の機能を利用できます。スマートフォンアプリ「iSPEED」も使いやすく、外出先での取引や情報確認に便利です。

情報収集サービスでは、日経テレコンや会社四季報オンラインが無料で利用できます。これらのサービスは通常月額数千円の有料サービスですが、楽天証券の口座開設者は追加費用なしで利用可能です。投資判断に必要な企業情報や市場動向を効率的に収集できます。

よくある質問と注意点

口座開設でつまずきやすいポイント

口座開設でよくあるトラブルとして、本人確認書類と入力情報の不一致があります。特に引っ越し後で住所変更が完了していない場合、免許証の住所と現住所が異なってしまいます。この場合は住民票などの追加書類が必要になり、手続きが遅れる原因となります。

また、職業や年収の入力で迷う方も多くいます。専業主婦の方は「専業主婦(主夫)」を選択し、年収は0円または配偶者の収入を記載します。学生の方でアルバイト収入がある場合は、その金額を年収として入力してください。正確な申告が審査通過の鍵となります。

セキュリティ対策と安全な取引のために

楽天証券では複数のセキュリティ対策を実施していますが、利用者側でも注意が必要です。ログインパスワードと取引暗証番号は定期的に変更し、他人に推測されにくい複雑なものに設定しましょう。同じパスワードを他のサービスで使い回すのは危険です。

フィッシング詐欺にも注意が必要です。楽天証券を装った偽メールが届くことがあり、リンクをクリックして偽サイトでログイン情報を入力してしまう被害が報告されています。必ず公式サイトのURLを確認し、不審なメールのリンクはクリックしないよう注意してください。

税金と確定申告について

特定口座(源泉徴収あり)を選択した場合、売買益に対する税金は自動で計算・納税されるため、確定申告は基本的に不要です。ただし、他の所得との損益通算や繰越控除を利用する場合は確定申告が有効な場合があります。

NISA口座での投資分は非課税のため、どれだけ利益が出ても税金はかかりません。ただし、NISA口座での損失は税務上ないものとして扱われるため、特定口座の利益との損益通算はできません。投資戦略を立てる際はこの点を考慮しましょう。

まとめ

楽天証券の口座開設は、必要書類を事前に準備し、正確な情報入力を心がければスムーズに完了できます。マイナンバーカードがあれば最短3営業日で開設可能で、楽天ポイントとの連携や豊富な投資商品、無料の取引ツールなど多くのメリットがあります。投資初心者の方は特定口座(源泉徴収あり)とNISA口座の同時開設がおすすめです。口座開設後は少額から始めて、徐々に投資知識を身につけながら資産形成を進めていきましょう。2025年は新NISA制度が本格化する重要な年です。早めの口座開設で投資機会を逃さないよう準備を進めてください。

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この記事を書いた人

地方銀行で15年間勤務。融資担当として中小企業の財務分析に従事する中で、「会社ではなく個人が資産を持つ時代」を痛感。36歳で銀行を退職し、副業で貯めた資金700万円を元手に本格的な投資生活をスタート。

退職後は失敗も経験。最初の2年間で150万円を損失。「会社員時代の貯金があったから乗り越えられた」と振り返る。その後、投資手法を見直し、現在は年間配当収入約180万円を確保。ブログ収益と合わせて生活している。

専門分野: 投資・資産運用、確定申告・税金対策、副業コンサルティング、NISA・iDeCo運用

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